あと50年の記録〜日々のこと

50代の90%の人材を切り捨てようと提案する人材紹介会社の社長の話

変化する渋谷

昨日までの雨も上がり、春めいていい気分で約束の場所に向かった。
その経営者は若くして起業し、たくさんのフリーランスを登録させ大手の会社に紹介して利益を得ている。
それは仕事として悪くはないと思った。
逆に素晴らしいことだとその人に会いに行った。

ベンチャー人材紹介会社社長の野望とは

話を聞いていると不思議に感じるところが出てきた。
「私の野望なんですけど。」と言い出し、そこから衝撃的なことを言い出す。
「50歳近くなるともう、出世レースに負けた人が90%いるんです。その人たちを切り捨てて、残り10%で会社を回せるような仕組みをウチのITコンサルと構築しませんか?」と提案しているとのことだ。
「まさかそれは極端な例でしょう?」と再度問いかけてみた。
答えはNOだった。
弱者視点というものは全くない。強いものがより強くなればいい。
他は知らないという価値観だけがその苦々しい笑顔から読み取れた。

ピタッと空気が止まった。

50歳を越えた多くの人へ。

この問題はここひとりが解決しなければならない。
きっと国も解決できない。
大手企業も彼になびいてたくさんの支払いをしている。
であれば私たちに何が必要か。
それは「変化」だと言い切れる。

昔とったなんとかと言われる「杵柄」。
それももう通用しなくなる。
それよりも大切なもの。
それは当たり前だが、「自分自身」である。

多くの人がその「自分自身」を知らないでいる。
変にコーチングなんか頼むと3ヶ月で20万円〜50万円も取られてしまう。
それも講座が終われば元どおりになることも少なくない。

自分自身を取り戻すために、一度立ち止まって欲しい。
自分はなぜここにいるのか?何のために生まれてきたのか。
今までの成功、いや、失敗は何を意味するのか?

私は元経営者の端くれとして長年、人の会社を支えるため、社員を食わすために奔走してきた。
それはそれで大切だったけど、自分はどこに行った?この疑問は消えなかった。

禅の教えに「止、定、静、安、慮」というものがある。

「止、定、静、安、慮」
まず止まり、定まり、静かになって、安心して、慮(おもんぱ)る。というものだ。
命は当然止められないのだ。でも思考の迷いは少しブレーキはかけられるだろう。

ここで伝えたいのは若年ベンチャー社長のように人を商品として廃棄を考えているような実際に存在する現実を知って欲しい。
我々は作りすぎた恵方巻ではないのだ。
人生を捨てることは決してあってはならない。

風は吹かなければ自分で吹かせるしかない。
それは止まった自分が動くことだ。
自分を信じて変わることだ。

後悔は時間の無駄であり、過去は変えられない。
でも過去に起こったことでこれからの未来の意味は変えられるのだ。
風向きを変えよう。必ず明日は来るのだから。


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ABOUT ME
凪さん
50歳の折り返しライフシフトデザイナー/新規事業開発 / Webプロデューサー兼ディレクター /フォトグラファー 「50歳オーバーの働く人をクリエイティブで元気にする」 「人生100年時代」の人生を折り返す50代。「ミドルの生き方・働き方」を支援することをライフワークとして活動しています。